村田フェスタ

廃校になった旧村田第三小学校の校舎で事業を開始して、2周年の節目を迎えるにあたり 「地元の方々と交流の場になるイベントを…」という想いから「村田フェスタ」は始まりました。
「村田フェスタ」をつくっているのは、ふきのとう村田だけではありません。
1年目から毎年、代を引き継ぎながら関わってくれている、宮城大学の学生のみなさんをはじめ、 地元で活動し、ふきのとう村田や旧村田第三小学校に理解や愛着を持つ、企業や団体が 「村田フェスタ実行委員会」として一つのチームとなり、開催が続けられています。
もちろん利用者にとっても、年に一度、多くの人をお迎えし楽しんでもらうために一人一人が張り合いをもって準備に取り組む、一大イベントでもあります。
~つくろう ふるさと~ のテーマのもと、「地域に心地よい居場所を残したい」「これからもみんなのふるさとを作っていきたい」という 地元のみなさんの想いが集まり、実現できる場所となっていけたらと思います。

平成26年【第1回村田フェスタ】
最初の開催は、午後から夜にかけての時間帯で開催しました。
日中は、宮城大学の学生による「光と風のワークショップ」を開催。
小学生が大きなビニールの袋に風を集めて、にぎやかに校庭を走り回りました。
暗くなってからは、昼間のワークショップで作られたイルミネーションと大人の背を超える大きな半透明の 「光のトンネル」モニュメントが校舎の前に登場し、幻想的な情景に歓声が上がりました。
平成27年【第2回村田フェスタ】
2年目の開催では、ふきのとう村田で行っている古着販売事業を活用した企画が行われました。
Tシャツに絵を描いてもらい、校庭に一列に展示するインスタレーションは、来場者の目を引きました。
子どもたちが自分で服を選び、コーディネートするファッションショー「村田コレクション」では、 子どもたちのかわいい姿が披露され、盛り上がりを見せました。
利用者もミニライトの制作するなど、イベントに参加する楽しみを感じてくれました。
平成28年【第3回村田フェスタ】
3年目は、地元の協力団体が増え、実行委員会組織も活発に活動しました。
それぞれの力が集まり、子どものワークショップコーナーや露店、和太鼓やバンド演奏、スライドショーなどの企画も充実したほか、 中学生がライブペイントを行うなど、町の方々の参加の輪が広がりました。
教室を使ったパネル展示も行い、様々な試みが校舎と体育館の各所で行われました。
この年、村田フェスタのテーマが「~つくろう ふるさと~」に決定しました。
平成29年【第4回村田フェスタ】
4年目は、「一般社団法人ふくのね」となって、初めての開催でした。
体育館の大きなステージを使っての「えずこウィンド♪アンサンブル」の演奏や、 子どもたちが参加する「村田コレクションvol.3」は、華やかなものとなりました。
東都クリエートと宮城大学によるワークショップも充実し、びいんず夢楽多による露店も大好評でした。
利用者が育てた無農薬野菜や、手作りの布小物アクセサリーの販売など、 ふくのねの職員たちも、利用者と一緒に工夫を重ねて「村田フェスタ」に取り組みました。
平成30年【第5回村田フェスタ】
5年目は、ふきのとう村田から実行委員長が出ることとなり、 第一部がレセプション、第二部はブース&展示という構成での開催となりました。
特に、村田第一中学校による吹奏楽部の演奏や美術部の制作発表、 村田第二中学校3年生と村田高校の展示、準備や運営に関わった仙台大学や宮城大学など、 地元の若い力が集まり、大いに盛り上げてくれました。
利用者と大学生が一緒に制作したネクタイリメイクのマグネットアートは、 普段の私たちの活動の一部を、来場した皆さんにお伝えする場となりました。